もはや魔人ブウにチョコにしてもらった方が 人のお役に立てる気がする

ケツまくって会社辞めた27歳が ニヤニヤしながら社会のゴミ屑になっていく様子を綴っておりましたが気づけば30歳、子持ちになりましたアンビリーバボー。

私事で恐縮ですが、痔主となりましたことを報告致します。

 

 

 

 

 

息子を出産しました。 

 

 

 

 

初産なので、なんとなく覚えているうちに、妊娠記録をつけておきたいなと思ったのと、私が妊娠するまでに謎だったことを私なりに書いて、今後妊娠する予定の人や周りに妊婦さんがいる人たちの参考に少しでもなればな、と思います。

「妊娠編・出産編」でゆる~く綴ります。

あくまでも冒頭に「人それぞれだけど、私の場合」を付け加えて読んで頂ければ幸いです。

 

 

 

 

 ではまず、今回「妊娠編」からどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404161911p:plain 謎1.妊娠中って、本当に吐くの?

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404162243p:plain 答え. 吐いた。すげぇ吐いた。

 

 

 

 

いわゆる「つわり」です。私はどちらかと言うと吐くのが得意で、気持ち悪くなればすぐ吐けるタイプだったので正直そこまでストレスではなかったのですが、普通に毎日吐いてました。

 

朝起きてから吐き気が止まらず、辛くて仕事に行けない日もありましたが、そういう日は4~5日に1回で、あとはとにかく「毎食 食べたら吐く」って感じでした。モグモグパクパク何でも食べたいだけ食べて、お腹一杯になった2分後には吐いてる、というのが妊娠4か月目ぐらいまでは普通でした。4か月を超える頃にはケロッと治り、一気に太りましたが…。

つわりが始まった最初の頃こそ、夫は食後トイレに駆け込む私を見てオロオロしていましたが、慣れてくると食後私が「ムムッ…」とした顔をした瞬間、素の表情で「あ、出る?いってらっしゃい」と手を振って見送ってくれるほどになってました。

私は吐いた直後にまた普通に食事に戻れたので、「吐けば楽になるタイプ」の典型だったのだと思います。

 

ちなみに、つわりは安定期(妊娠5か月〜)に一旦は落ち着くものの、「後期つわり」というものが待ち受けてもございまして、私はマニュアル通りに妊娠後期(8か月~)から、再びつわり症状に襲われました。初期の頃よりはマシでしたが、食べたら吐く、を2~3日に1回やってました。もはや「うわ~~この感じ懐かしい」という気持ちになりました。後期つわりは吐くときにデカくなったお腹がつっかえて吐きづらかったです。(前屈みになりにくい)

 

 

また、2年前に出産した私の姉は「吐き気さえもよおしたことが無い」というつわりナッシング妊婦(そして2人目妊娠中の今もつわりゼロらしい)だったので、そこは姉妹でも差があるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404161911p:plain 2.妊娠中って、本当に情緒不安定になるの?

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404165645p:plain答え. いやそこまで。しかし涙もろさは世界最高レベル。

 

 

 

 

イライラしやすくなる、とか、突然母性に溢れて穏やかになる、とか、色々言われてますが、私はそこまで変化はなく。大して浮き沈みもなく、もちろん仕事ではしょっちゅうイライラはしてましたが、それは特に妊娠は関係なく、基本ハッピー野郎で過ごせました。過ごせましたのですが。が。が!

 

 

もうね、あのね、ホントにね、涙腺の虚弱化がハンパない。

 

 

 

 

欽ちゃんの仮装大賞で5回は泣き、南極の氷が溶ける映像を観ただけで泣き、ニベアのCMが流れかけたらチャンネルを変え(泣くから)、「あぁもうこれはいよいよ末期だな」って本気で自分が怖くなったのは、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ※』のクソしょうもない姉妹喧嘩のあとのクソどうでもいい仲直りを観て泣いている自分に気付いた時でした。

 

 

カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』

matome.naver.jp

 

 

 

 

 

 

 

あ、あと、「クロワッサン焦がして泣く」っていうのもやりました。ご機嫌さんでウキウキ「クロワッサン食べよ〜〜♬」とか言ってた2分後に、黒焦げになったパン片手に歯食いしばって泣いてるっていうカオス。これは夫が一番ビックリしてた。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく1ミリでも人をウルっとさせる要素があれば、容赦なく泣いてたし、っていうか今もすぐ泣いてる。絶賛継続中。

友人曰く出産後もこの涙腺崩壊は永久に続くらしい。マジかよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404161911p:plain 謎3.あんた大酒飲みだけど大丈夫だったの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170407135720p:plain 答え. 大丈夫な訳ねぇだろ。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず声高に主張したいのは、お酒は一切飲みませんでした。当たり前っちゃ当たり前なんですが。「妊娠前はガバガバ飲んでいたけど、妊娠してから別に飲みたくなくなった」とかいう方も多くいらっしゃるようですが、私はものすんごい飲みたかったです。

特に、外食した時が辛かったです。イタリアンバルに行ってワインを飲めない敗北感、和食居酒屋にて白子を目の前に日本酒を飲めない地獄感、それはそれは悔しい思いをしながら、隣で美味しそうに酒をすする夫や家族を横目に、「別にあたし平気だもん」という顔をするので精一杯でした。

 

しかしまぁ我慢するしかないので、優秀なノンアルコールビールやチューハイを買い集め、飲み比べては毎晩欲望をおさえていました。

 

 

ちなみに私が妊娠中、消費しまくったノンアルコール1位と2位はゴボウ抜きでこの方々。

 

 

 

アサヒスーパードライ ゼロ

 

f:id:funmatsubeef:20170404183239j:image

 

 

もともとビールはサントリーやエビス派な私でしたが、ノンアルコールに関してはダントツにこれ。アサヒ様様。

全くノンアルコール感がなく、後味もキリッとして飲めるのでかなり重宝し、常に6缶ケースを夫が冷蔵庫に常備していてくれました。一番ビールに近い味がするのはこれだと個人的には思います。

 

 

 

続きましてこれ。

 

のんある気分 地中海レモン

 

   f:id:funmatsubeef:20170404182751j:image

 

これも本当に素晴らしい。

 

え?マジでこれアルコール入ってないの?と疑いたくなるくらい、レモンハイの味を再現しています。要するに甘くない。和食でも問題なく共に飲めたので重宝しました。

 

あと、もっと甘くないのがいい!って人にはこっちがオススメ。

氷零 ノンアルコール

 

f:id:funmatsubeef:20170404183116j:image

 

私的にはのんある気分のが味は好きでしたが、これもかなりチューハイに近い味です。甘さ全くなく、超サッパリしてます。

 

 

 

 

 

 

あとはこれ。

ノンアルコールのスパークリングワイン、

デューク・デュ・モンターニュ。

 

 

 f:id:funmatsubeef:20170411180533j:image

 

 

一本1,000円近くするので普段使いにはしてませんでしたが、家にお客さんが来たり、ちょっと豪華な晩ご飯にした時には必ずAmazonで頼んでいました。

 

少し甘いですが、スパークリングワインを飲んでる気分には十分なれるし、やっぱりボトルで注いで貰えると気分が上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでまぁ、それなりに苦しむけど、ごまかしごまかし何とかなったような、ならなかったような。辛いのは確かでした。

一生飲めない訳じゃないし、と思うことが大事だったかと。

 

 

 ちなみに私、妊娠前はタバコも吸ってたんですが、タバコに関してはものの見事に吸いたくなくなりました。夫も私の妊娠を機に禁煙してくれたのですが、ちょっとでも匂いを吸うと、気持ち悪くなってしまったので、自分が吸うなんてもってのほかでした。

アルコールもこの状態になってくれたら一番良かったんですけどね・・・(遠い目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404161911p:plain  謎4. 最初から最後まで残った「妊娠あるある症状」は?

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20170404162243p:plain    答え.頻尿(尿漏れを伴う)、便秘、おなら、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「妊娠中も可愛くいたい★」「今私の中に命が宿っているなんて神秘的…!」と目をキラキラさせてインタビューに答えるキラキラ妊婦もたくさんいらっしゃいますが、現実に自分の体で起こっている現象は大声で人には言えないダサさの極みであり完全に下ネタの嵐です。

 

 

 

 

頻尿なるよ、便秘なるよ、おなら出るよ、とは聞いていて、実際本当にその症状が出た際には「あー、本当だなぁ」ぐらいの薄いリアクションでしたが、「鼻血出るよ」と妊娠コラムなどで読んでいて、実際マジで鼻血出た時は、さすがに「うわオイ嘘だろビビらすんじゃねぇよ!!!!」てなりました。

でも本当に出る人は出るよ、鼻血。仕事中とかにイキナリ。ツーッて出るよ。ビックリするよ。

 

便秘に関しては、産婦人科で貰った薬でどうにか解消していくしかないのですが、頻尿に至っては打つ手無しです。もうあるがままに出すしかありません。夜中、朝方、絶対に起きます。私が排尿のために朝方4時とかにモゾモゾ起きだすと、それで目を覚ました夫も私に続いてモゾモゾとトイレに行くので、もはや私たちの寝室風景は定年後の老夫婦のアレでした。

 

 

何故そこまでダサイ症状に悩まされ続けるのかというと、

妊娠中の内臓はこんな感じらしいのです。

 

 

f:id:funmatsubeef:20170606154527g:plain

 

 

 

 

もう、腸が、腸がぁぁぁぁ、っていう。

 

 

まぁこれも産んでしまえば終わることなので。

 

 

 

 

ちなみに出産後は完全にダサくなくなるかっていうと、そうでもないです。私は晴れてイボ痔デビューしました。ケツの穴にイボを押し込むの、嫌いじゃないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他どうでもいい情報一覧

 

・冬場の妊婦はマジでお洒落出来ない。(とにかく防寒重視で着膨れしまくる)

・夏は比較的お洒落できる。

・しかし真夏の臨月は地獄

・安産祈願のお参りは中山寺で、所要時間は約3分。超ビジネスライク。平日かつ雨の日に行くと空いてた。

・どんどんデカくなる腹も面白いが、同じくらいどんどんデカくなる乳輪も面白い。

・初めての胎動(お腹の中で赤ちゃんが動くのを感じること)は16週目、寝てる時にお腹の中で「パチン!」と泡が弾けるような初めての感覚。

・花粉症の薬は貰えるけど大して効かなかった。

・計画無痛分娩で産んだ。また「出産編」で書きます。

・つわり中は韓国冷麺とベトナムフォーを日替わりで週6食べてた。何故か吐く確率低かった。

・つわり終わったー!やったー!て瞬間から、今度は頭痛にしばらく苦しめられた。

・妊娠中期から、腹に向かって絵本読み聞かせを始めた。3冊だけ(英語2冊、日本語1冊)購入し、同じ本を繰り返し繰り返し、自分も楽しみながら読みたいときに読んだ。

・産後の授乳トラブル回避のための母乳マッサージは、もはやマッサージではない。「乳首こねくり回し」「乳首潰し」とかいう表現が合う。

・何故か妊娠が分かった頃から「お腹の中にいるのは男の子な気がする」という謎の確信があった。

・妊娠前から「夫が好き過ぎて死にそう病」だったが、病状が悪化した。ウザいぐらい夫にひっつき虫になり、今までになく寂しがり屋になったので夫は大変だったはず。(妊娠すると徐々に夫を好きでなくなる現象が人によってはあるらしいですが、私は逆をいきました。)

・妊娠に至るまでの妊活中は孤独との闘いでもあるので、 私はTwitterで妊活専用アカウント作っていた。情報交換出来るし、頑張っている仲間がたくさん居て心強かった。妊娠が分かってTwitter上で卒業発表した時は、本当にたくさんのフォロワーさんが一緒になって喜んでくれたので、やってて良かった。(ちなみに妊娠してからも、新しいマタニティアカウントを作成して、続けていました。情報収集場としてマジで役立った)

・おならは臭い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで気付けば乳飲み子を抱えていますが、私はとても楽しかったです、妊婦生活。

 

つわりが軽めだったおかげだと思いますが、どんどんデカくなっていく腹(ちなみに私は4か月頃から見た目に分かるぐらい膨らみ始め、5か月超える頃から一気に突き出てきました)を観察するのも面白かったし、月に1回(後期になると月2回)、エコーで見れる小さな我が子は可愛くてたまらなかったし、男の子か女の子か判定をドキドキしながら待つのも楽しかったし、マタニティマークを見て電車で席を変わってくれたり、レストランでタバコを控えてくれた赤の他人の優しさにも触れたりすることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月に入籍、翌年1月に妊娠発覚と、パッと見トントン拍子には見えますが、それでも妊娠は「めっちゃラッキー」な出来事でした。私は不妊体質だったため 入籍前から専門のクリニックに通っていたし(多嚢胞性卵巣症候群/PCOSでした)、流産も経験したので、「普通に妊娠して普通に産む」ことの確立の低さを身に感じていたので、今お腹の中にいる子どもがちゃんと無事に産まれてくれるのか、恐怖で震えて泣きそうになる日は何度もありました。

 

 

 

 

 

 

 

想像絶する壮絶な子育てがこれから待ち受けているのだと思いますが、それも楽しみつつ、「ムッキーーーーー!!!!!!ぐぁあぁぁああ腹立つぅうぅぅううう!!!!!!!」ってなった時は、この自分で書いた記事を読み直して、初心に帰りたいと思います。

 

 

 

 

ちなみに理想の息子像は、鼻クソほじりながら「お母ちゃん、ぼく大きくなったらカブトムシなりたいねん」って本気で言っちゃうような、アホ過ぎる程に純粋な子になって欲しいなと思っております。っていうか、多分、私と夫の子なのでそうなっちゃうんだろうなと信じております。※お母ちゃん(ワシ)も幼稚園の時に七夕に「ペンギンになりたい」って書いて、先生を失笑させた実績あり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出産後、早々に飲酒解禁し、必死に授乳スケジュールを組み立て、ちょくちょく酒は飲んでおりますので、皆さん躊躇なく誘ってください。

そして、我が家の近くに来られた際は、どうぞ立ち寄ってくださいね。寝てばっかりいる顔の濃いめな長男がお待ちしております。

 

 

 

 

買った時点で筋トレは始まっている



「ゼクシィ」を買った。後悔はしていない。

まず最初に申しあげておきたいのは、私は「ゼクシィ」に何の恨みも無ければ、リクルートという会社も素晴らしい会社だと思っている。親しい友人が何人も勤めているし、親しい友人の愛する人も勤めている、人一倍親近感のある会社だ。私の愛読書は「タウンワーク」と言っても過言ではないくらい、リクルートさんの出版物を毎週読んでもいるほど愛着もある。無料だけど。その上で、書く。



「『ゼクシィ』を買う女」には絶対なりたくなかった。

でも、「ゼクシィ」を買った。後悔はしていない。






まず昔から、私の中で「ゼクシィ」の敷居は高かった。キリマンジャロぐらいには高かった。
「プロポーズされたらゼクシィ」というキャッチコピーで知られているが、私はそもそもプロポーズなどされていない。なぜなら「プロポーズなんかしたら殺す」と夫に言っていたからだ。(理由:照れくさい)

また、「ゼクシィ」は、結婚および結婚式を非常に楽しみにしている女性だけのためのものであると思っていた。
それこそ、Instagramでウェディング専用アカウントを作ってしまうような女性こそが、「ゼクシィ」を買うのだと思っていた。

それに対して私は、結婚そのものにそこまでの思い入れもない。
入籍日だって、「どうせ絶対忘れるからいつでもいい」とのたまっていた女だ。そんな奴にゼクシィを買う資格があるというのか。いや、ない。



さらには、ここまでくるとお察しの通り、結婚式にも興味が無い。

何なら、一生やらずに終わってもいいと思っていた。人の結婚式は大好きだが、自分のウェディング姿を大金を払った上で人様に見せることに何の喜びも感じなかった。


※結果、バツイチの同僚から「結婚はどっちでもいいが、結婚式は絶対やった方が良い。やれる立場にいるのにやらない奴は馬鹿だ、死ね、死んだ方が良い」と飲みの席で延々訳の分からない説得をされ、また、バツ2の人生の先輩からも「結婚式の思い出だけは一生美しいままだ」と遠い目をしながら言われ、最終的には還暦を過ぎた母親からの「さあちゃんのウェディング姿、見たいなぁ」というキックアス台詞をしつこく言われ、親族だけの小さい式はやることに決めました。そして今となってはとても楽しみです。






話が逸れたが、つまるところ、「ゼクシィ」を買う女性は、「結婚に浮かれている」という前提である気がして仕方がなかった。本当に、ドッポン便所に垂れ流してしまえばいいくらいどうでもいいプライドだが、とにかくそういった「ゼクシィを買う女」にはなりたくなかった。何故かは分からない。とにかく、なりたくなかった。


じゃぁ買わなければいい、その一言である。

しかし皆さん、お分かりだろうか。
私はこの「ゼクシィを買う女になりたくない」という謎のプライドを持つくらい、同時に「ゼクシィを異様に意識している女」だったのである。




それでも、入籍日が決まってから、数か月、ゼクシィを買うことはやはり無かった。
ふとした瞬間に、「ネタで買ってみようかな」とも思ったが、帰り道にはすっかり忘れている。
そんな日々が続いていたが、ある日、転機が訪れた。


「来週末に結婚指輪買いに行こか」と、夫(当時は彼氏)に言われたのである。

私は、こらまたゼクシィ女子的にはあるまじき「婚約指輪なんか絶対いらない」という女だったが、結婚指輪はちゃんと欲しかった。毎日肌身離さずつけられる、細めでシンプルで、でも上品な結婚指輪が欲しいと思っていたし、それは彼にも伝えていた。


来週末までに、ちゃんと下調べをしておこうと思い、ネットでいろいろ調べた。
最初はカルティエ一本縛りだったが、調べれば調べるほど、別にもっと範囲を広げてもいいのでは?と思いだした。そうなり始めると、意外や意外、ネットは情報がありすぎて、とても調べづらかったのである。

となると、雑誌が一番見やすく、知りたい情報だけを余すことなく見せてくれるのでは、と思いついた。
どの雑誌を買えばいいか、ネットで調べてみると、
「ゼクシィ」もしくは「25ansのウェディングジュエリー特集」がオススメであることが分かった。



1年前の自分であれば、迷わず25ansを買っていたはずだ。
しかし、25ansは予算も倍以上のものばかり特集されているし、25ansなら、別にいつだって買える。
ところが、「ゼクシィ」はどうか。
「ゼクシィ」は、結婚もしくはお式前に買って、キラキラと目を輝かせながら読むべきものなのではないか。今こそ、堂々と、女性がゼクシィを手にしても許される時期なのである。


「ゼクシィを買う女」にはなりたくなかったが、「結婚指輪情報のためだけにゼクシィを買ってみた女」にならば、なってもいいと思えた。というかまず、「なってもいい」という自分の上から目線ぷりにも吐き気がするし、今思えば、心から、マグマの底からどうでもいい。


「結婚指輪を買いに行く来週末」を2日前に控え、私はもう、あらゆる概念を捨て、「ブログのネタにもなるし、もう何でもいいや」と、梅田の紀伊国屋で、とうとうゼクシィを買った。



380円の「(レギュラー)ゼクシィ」と、500円の「ゼクシィプレミア」が雑誌コーナーの一番手前に並べてあった。
「ゼクシィプレミア」は「33歳以上の花嫁」向けということで、表紙も少し落ち着いた雰囲気であるように感じた。とにかく「33歳から」「大人婚」ということを前面に押し出していた。
28歳である私は、「ゼクシィプレミア」に手を出すには若干早い。
しかし、私の夫はもう両足をどっぷり40代に突っ込んだ「中年男性」である。アラサ―と中年男性の結婚であるならば、もう「33歳以上の大人婚」とみなしてもおかしくはない。

どうせならば、「(レギュラー)ゼクシィ」を買うべきであることは、自分のネタ的にも正しいことは分かっていた。

でも、やはり躊躇してしまった。パステルカラーであふれた「ゼクシィ」の文字と微笑む金髪のモデルさんの表紙は、私には眩しすぎた。「ゼクシィプレミア」の表紙を飾るドレス姿の菊川怜が、野際陽子くらい落ち着いて見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

※ゼクシィプレミア

f:id:funmatsubeef:20160914151615j:plain

 

 

 

 

 

 

 


私は「ゼクシィプレミアにしておこう」と心に決め、手に持った。

ビックリした。めちゃくちゃビックリした。予想していた3倍くらい、雑誌が重かったからである。


ふと隣にある「(レギュラー)ゼクシィ」を見た。表紙しか目に入っていなかったが、横から側面を見ると、ありえないくらい太かった。「ゼクシィプレミア」の1.5倍の重さはありそうだ。「ゼクシィプレミア」を持ち歩くことを考えただけでも憂鬱になるのに、普通のゼクシィはそれより重いというのか。もしかすると、「ゼクシィプレミア」は、33歳以上の体力面を考えて少し軽めに設定されているのか。でも120円高いのは、何の理由があってなのか。
色々な思いを交錯させながら、ズッシリと腕に「ゼクシィプレミア」の負荷を感じずつ、電車に乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長くなり過ぎて、書いている自分が疲れてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰って、とりあえずビールを開けてから、「ゼクシィプレミア」のビニールをバリバリと破いた。

 

表紙から順番にページとめくって、3秒後には息をのんだ。

 

目に飛び込んできたその付録のページには、大きく「大人SWEETな婚姻届」と書いてあった。

 

 

f:id:funmatsubeef:20160916113905j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だこれは。

 

 

 

 

 

婚姻届には、いわゆるファッション雑誌にありがちな「大人SWEET」や「辛口MIX」や「ボーイズカジュアル」みたいなジャンルがあるのか。

「アイコとケンちゃんの婚姻届、『ナチュラルエレガント』風で、すごい良かったって言ってたよ!」などどいう会話がゼクシィ界では繰り広げられているのか。 

 

下部には「大人カップルの皆さんは、ほろ苦い経験も甘い経験もしてきたことでしょう」と書いてある。

 

私から言わせれば、大体の女性はほろ苦い経験を20代前半で経験し終わっている。そしてその後、30代の大人は皆、世知辛い思いばかりして生きている。世知辛さを含んだ婚姻届はどこに頼んだら作ってくれるのだろう。ジャンルで言えば「てやんでぇスタイル」とでも言えば分かりやすいか。

 

 

 

とにかく何となくザワザワした胸中をなんとかおさえ、どんどん次のページに進んだ。

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20160916114007j:plain

 

 

 

 

目が痛い。

 

誠実で真面目でちゃんとしたことなど人生で一度もしてこなかった。大人の結婚はこんなにも制約があるのか。段々怖くなってくる。

 

とにかく「大人婚」なるもの、「しっぽり静かに目立たずに」ということが重要らしい。それはそれで良いとして、次のページの「33歳以上が参考にしたい世界のリアルウェディング」の一番目がこれで、度肝を抜かれた。

 

 

f:id:funmatsubeef:20160916114358j:plain

 

 

 

 

 

マリブの絶壁じゃねぇか!!!!

 

控えめなちゃんとした着実な結婚式どこいった!!!!

招待客の足元すら物理的に危ういわ!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後に続く結婚挨拶のマナーやら何やらは非常に事細かで分かりやすかった。マナーの話なのに「相手の実家では忍びの術で」とか、くノ一もビックリな表現が多用されてて、読み応えがあったし、実際に「あー、これは結婚に関わらず言えることだな」ということもたくさん書いてあった。

 

 

 

ペン習字の練習ページがあったり、

結婚してから社会的に貰えるお金の説明もあったりして、このお金の話なんかはすごく具体的で役に立つなぁと思い、しばらくマリブの絶壁の衝撃も忘れ、ふんふんと読み進めていた。

 

 

その数十秒後に、飲んでたビールが鼻に入った。

 

 

 

 

 

f:id:funmatsubeef:20160916114516j:plain

 

 

 

 

 

 

 

なんだこれは。(2回目)

 

 

 

「このモデルのベールにダンベルの飾り付けようぜ」と決めた編集者もしくはデザイナーと私は是非酒を酌み交わしたい。圧巻である。

「嫁トレ」という、ものすごくざっくりかつフワッとしたタイトルも大好物だ。素晴らしいの一言である。

 

中を読むと、意外と表紙のインパクトとは打って変わって、普通のエクササイズ特集だったのが惜しかった。もっと脂ギッシュで暑苦しい内容だったら、私はおそらくリクルートのお客様サービスセンターに電話して、御礼を申し上げていたと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半部分は、ウエディングドレス特集で、これもかなり良かった。

さすが控えめで着実な大人結婚式を押しているだけあって、サラッとした美しい私好みなドレスがいっぱいあり、本当に参考になった。

私はかねてより、たまに見かける「きゃりーぱみゅぱみゅ以外誰が着こなすねん!!つかダセェ!!」というフェミニン系ブリブリドレスに辟易していたのだ。

 

 

※参考:上戸彩すらも似合っていないブリブリドレス

(ていうか本人デザインなんだが)

 

f:id:funmatsubeef:20160916114814p:plain

 

 

 

 

 

 

しかし読み進めてあることに気付いたのだが、読者が実際に着たドレスを紹介するコーナーで、「あ、この人のドレス綺麗!❤︎」と思った方々はもれなく全員顔面美人でスタイルが良かったのでやっぱり何というかもうそういうことなんだろうな、と改めて世の世知辛さを痛感した。てやんでぇ。

 

 

 

 

 

 後半は全て式場広告になっており、この重量感の理由をようやく把握できた。

そら重いわ。こんだけ広告あったら。っていうか、ゼクシィってもともとそうゆう雑誌だったよな、式場選びがメインだよな、と気付くことも出来た。

 

 

 

そうしているうちに、全てのページを読み終えた。

 

 

 結果、やはり、『ゼクシィ』を読んで良かった。面白かった。色んな意味で。

ちなみに、当初の目的であった指輪情報は得られたかというと、正直そこはあんまり参考にはならなかった。どちらかというと婚約指輪メインだったので、私個人的な意見としては、少し物足りなかった。特集号とかが出ていたら、それがベストだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

ダラダラ長々と書き連ねたが、

 

 

 

1つ、これからゼクシィを購入予定の人々に伝えたいことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼクシィ」は絶対に最寄駅で買え!!!

(重すぎて筋肉痛になります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上

 



 

P.S

12月なりましたね。私は師走初日から風邪で死んでおります。

ほんでもってしれっと結婚しまして、苗字が永井から八木になりました。

名前の画数が少なすぎて、アホに見られないか不安です。

今後ともどうぞ宜しくおねげぇします。

 

俺の妄想旅行日記 シリーズ1/2話目

 

 

 

2日目の朝。午前7時45分。それぞれのスマホから、目覚ましの音が流れ始める。

おはようと寝ぼけた顔で言いながら、もぞもぞとベッドから起き上がり、一番最初に立ち上がった人がカーテンを思い切り開ける。真っ青な空と真っ青な海と明るい太陽に思わず一度目をつむる。

その光景を見て、「うわー」と思わず感嘆の声を全員があげる。

 

窓に手をついて外の風景をボーっと見つめ、思い出したように各自着替えを始める。

「化粧するの朝ごはんの後でいいよね」「大丈夫、誰もあんたなんか見てへん」「カギ誰持ってく?」と確認し合いながら、今日は歩きやすいショートパンツに着替えて部屋を出る。

 

隣の部屋をノックすると、残りのメンバーがぞろぞろと出てくる。「朝カーテン開けた瞬間ヤバくなかった?」など話しながら、朝ごはんビュッフェが食べられるレストランへ向かう。

 

巨大なガラス窓に囲まれた明るいレストランで、窓際の海が一面に見える大きなテーブルに案内してもらう。

 

「朝ごはんが美味しい」と有名なそのホテルのレストランの名物は、地元のフレッシュなフルーツと種類豊富なトーストサンドイッチ。

ほかほかのトーストサンドをその場で作ってもらえる。

ツナと野菜のトーストサンドを注文し、ヨーグルトにたくさんフルーツを入れ、テーブルまで運ぶ。皆まだ完全に目覚めていないのか、口数は少ないが、ひたすら「美味しい」を繰り返す。

 

朝からお腹一杯食べて、紅茶で一息ついたら、一旦部屋に戻る。

30分後にロビーで!と約束し、解散。既に化粧を済ましている人はホテル内散策、スッピンメンバーはパパっと化粧をしに戻る。

日焼け止めメインの、薄化粧が完成したら、バッグとサングラスを持っていざ出発。

「絶対に焼けるな」と確信するほどの晴天で、でも風は涼しく気持ちよい。

 

2日目は、事前に予約しておいたボートに乗って、別の離れ島に遊びに行く。ボート乗り場はホテルから歩いて20分くらいなので、最高な天気なこともあり、タクシーには乗らずに歩いて向かう。

 

途中で美味しそうなフルーツジュースの屋台を見つけ、お腹一杯ながらもついつい道中のお共に買ってしまう。スイカ味のスムージーを飲みながら、海沿いの広い道をお散歩気分で歩く。

 

一人が昨夜見た支離滅裂な夢の話を延々語り、あまりのオチの無さに全員でツッコむ。そこから何故か日本のテレビドラマの話に移行し、芸能人トークを繰り広げていると、いつの間にか船着き場に到着する。

 

船着き場の小さな受付で予約名を告げると、優しそうな現地人のオバサンスタッフがニコニコ笑いながら船まで案内してくれる。「他に予約客はいないから、船はあなたたちの貸切よ」と言われ、「やったー」と皆で喜ぶ。

船に乗り込む際に「THE・海の男」な真っ黒に日焼けした船長が手を取って支えてくれる。

船の先端にある年季の入った座席に座り、思いっきり潮風を浴びながら船がゆっくりと出発する。

どこまで行っても海は青く、透明で、美しい。見飽きることが全くないまま、1時間ほどボートは走り、離れ島に到着する。

 

 

 真っ白な砂浜に足をつk

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめん、飽きた!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の妄想旅行日記 ~終了~

 

 

 

俺の妄想旅行日記 シリーズ1/1話目

 
 
 
 
 
 
旅行に行きた過ぎるので、もう実際に行っちゃったかのごとく、旅の妄想を書き綴ります。
 
 
歩く妄想癖と名高い私の妄想力を舐めてもらっては困るので、
関西空港に着く前のことから始めます。
 
 
 
 
 
 
ものすごく長くなりそうなので、何回かに分けます。
記念すべき第一シリーズは、「南国2泊3日編」とし、今回は「一日目」です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自分で言うのも何ですが、所詮、妄想な上に、読んでもどうしようもなく不利益なので、時間があって、本当に他にすることが無くて、しかも心穏やかな時にお読みください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出発の日の朝。
 
朝の6時にアラームが鳴ると同時に、LINE通知がピコピコと鳴る。
「起きた」「あたしも起きた」「眠い」「既に楽しくなってきた」「眠い」
寝ぼけ眼でとりとめもない会話をしながら、今回の旅行の仲間全員が起床したことを皆で確認する。
 
 
もう既にパッキングも済み、ロックのかかったトランクの上にあらかじめ置いておいた本日用の服を手に取り、洗面所へ向かう。
さっと軽くシャワーを浴び、 すっきりと目を覚ます。シャワーからあがると、飛行機内は乾燥が気になるので、いつもより多めに保湿クリームを塗る。
 
服に着替えて、昨日彼が仕事帰りにコンビニで買って来てくれたおにぎりを半分食べる。
 
携帯を確認するが、新たなLINEの通知はない。おそらく、皆自分の準備に没頭しているのだろう。
 
 
 
 
 
歯を磨いて、手持ち鞄の中身を改めてチェックしていると、起きなくていいのに、彼がフラフラとリビングに現れる。「忘れ物ない?」と聞かれ、「多分」と答えながら、洗面所に何か置き忘れてないかチェックする。
 
コンタクトレンズと眼鏡とパスポートと財布と携帯さえあれば、あとは最悪どうにでもなる。
 
「寝てていいのに」と言うと「3日会えないし、ちゃんといってらっしゃい言わないと」と眠そうな笑顔で言われる。彼は昨日仕事が遅くて夜中の3時に帰ってきている。昨日散々「バス停まで送る」と言ってくれたのを必死で「自分で行ける!」と断ったのに、何で起きてきちゃうんだ・・・と、嬉しく思いつつも心配になる。
 
 
家を出ないといけない時間まであと20分。結局彼の入れてくれたコーヒーを飲みながら残りのおにぎりを食べる。ダラダラ話しているうちにあっという間に時間がきたので、「痛い痛い」と言われるぐらい彼に強く抱き付いて、いってきますの挨拶をする。
 
 
家を出ると、もうすっかり空は明るくなっていた。
 
 
 
もともと「荷物が少ない」と定評のある私のトランクは小型で非常に軽く、バス停までも何の苦労もなくあっという間に到着した。 バス停には既に人が並んでいて、定刻通りに到着したバスにぞろぞろと乗り込む。
 
 
窓際の席に座り、「今バス乗った」とグループLINEに報告する。既読はつかない。
 
 
45分後、空港に到着する。何名かはもう着いているらしい。順番を待ってバスを降りる。
 
 集合場所であるチェックインゲート前に着くと、Tシャツにロングスカート、もしくはゆるいパンツを履き、サングラスをかけ、楽しそうに笑っている集団が目に入る。私の仲間たちだ。
 
「おはよう!」と駆け寄ると、皆も笑顔で「おはよう~!」と返してくれる。
 
 



 
 
 
 
・・・・・・ここまで書いて気付いたんですけど、このペースで妄想してたらいい加減自分で自分を殴りたくなりそうなので、
 
・チェックイン
・国内免税店
・飛行機の機内
・現地空港着
・現地免税店
 
この辺 省略します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
現地到着時刻15時頃。
空港の免税店での軽い買い物も済ませ、とりあえずホテルに向かう。
ホテルはビーチ沿いにあり、1泊22,000円くらいするけど朝ごはんが美味しい景色が最高な清潔感あるホテル。
 
 
ホテルまではタクシーで向かう。3人ずつ乗るならば、バスに乗るよりずっと安い。
空港から40分ほど走ると、ホテルに到着した。
 
 
ホテルは、外観はエスニックであり、伝統的な雰囲気で溢れているのに、中に入ると非常に新しくて綺麗な内装になっていた。 
笑顔の可愛いフロントのお姉さんに名前を告げ、チェックインの手続きを済ませたら、鍵を貰って部屋へ向かう。部屋まで荷物を運んでくれたのは、これまた笑顔の可愛い、10代ぐらいに見える男の子だった。
 
 
 
ホテルは4階建てで、私たちの部屋は2階だった。
部屋に入った瞬間、窓から既に青い海が広がっているのが見える。
荷物そっちのけで窓にかけより、その美しさに息を飲む。ベッドは大きなダブルベッドがふたつ。
ベッドに寝転がっても、真横には青い海がキラキラしている。こんな所で眠り、目覚められるなんて。
 
 
 
 
 
 
 
荷ほどきしたら、水着に着替えて、上からロングのサマーワンピース着てビーチサンダルでお出かけ。
皆スッピンなことも全く気にせず、サングラスをかけて口紅も塗らずに出かける。
 
 
 
ビールとタコスチップスをホテルの売店で購入し、近くの海へ向かう。まだまだ外は明るい。
 
 
ホテルから一番近いパブリックビーチは歩いて数分。屋台のような所でパラソルを借りて、持ってきたビーチマット敷いて、ビールで乾杯。
目の前にはエメラルドグリーンの海、真っ白な雲、青すぎる水色の空。早い段階から絶対誰か一人はビール倒してこぼして笑って、タコスチップスの袋がなかなか開かなくて、力ずくで開けたらタコスが散らばって、またゲラゲラ笑う。
 
 
 
各自ビール1本飲み終えたら、日焼け止めを儀式のように全員で塗り始め、海に足だけつけに入る。
足の形がはっきり分かるぐらい透明な海水に皆ではしゃぐ。
「あ!魚いた!」と誰かが言えば、必ず他の誰かが「食べれるかな」と言う。そして他の誰かが「食えるか!」ってツッコむ。
 
 
 
 
そうこうしているうちに日が落ちてきて、最上級に綺麗な夕焼けが海にひろがる。
語彙力の無い若者らしく、ひたすら「ヤバイ」を連発しながら赤く染まる海にみとれる。
 
 
 
まだ赤い空の余韻にひたりながら、次の目的地に向かう。
歩いて15分ほどの所にある、地元で美味しいと有名な海鮮レストラン。
 
 
ビーチが見えるテラス席(丸テーブル)に座らせてもらったら、陽気なオジサンがメニューを持って現れる。世にも適当な日本語で私たちを笑わせながら、今日のおすすめ料理を教えてくれる。
 
タコカルパッチョ、巨大ガーリックシュリンプ、ホタテのサラダ、ブイヤベース風の辛いスープ。
どれも値段はお手頃なのに量が多い。出てくるたびに「でっか!」「いやハミ出てるから!」と歓声をあげ、水のようにビールを飲みながら一品一品たいらげる。
 
 
 
 
すっかり空も暗くなり、全員がほろ酔いになり始めた頃、最初に出てきたオジサンウェイターによる生歌ライブが始まる。音量は小さ目ながらも、心地よい歌声とギターの音、それに混じる波の音に、思わずおしゃべりを中止して聞き入ってしまう。食後に頼んだフルーツのカクテルが美味しい。
 
 
 
「こんだけ食べて飲んでこの安さ!?」とギャーギャー騒ぎながらお会計を済まし、オジサンウェイターと全員でハグをし、店を出る。
肩を組んで歌いながら、ビーチ沿いを歩いてホテルに戻る。
 
 
ホテルの部屋は3人一部屋。「んじゃこの後22時に205号室集合で」と一時解散。それぞれ各自の部屋に戻り、バブルバスをためて、湯船につかる。
 
 
 
すっきり一日の汚れを落とし、体も温まったら、部屋に備え付けのバスローブを着て、またもや儀式のごとく、全員でパックをして日焼けをおさえる。
 
22時を10分ほど過ぎたころ、205号室に全員が集合する。
離れていた間起きたしょうもない事件をゲラゲラ笑いながら報告し合い、ベッドにこしかけ、グラスのコップに現地の空港で購入した謎の甘そうな地元の原酒をコーラで割ってそそぐ。
 
 
 
「あっま」「糖分何パーセントよこれ」「つか何味?」「メロンやろ」「さくらんぼやって」「全然ちゃうやん」とあーだこーだ言いながら飲み、今日一日あったことを振り返りながらベッドで笑い転げる。
明日の予定をざっくり決め、朝ごはんの時間を決めて、解散。
歯を磨き、最後はどうやって眠りについたか覚えていないぐらい、ソッコーで眠りにつく。夢も見ることなく、朝まで爆睡。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2日目につづく。
 
 
 
 
 
 
 
続ける意味あるのかこれ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

好きな四字熟語は酒池肉林です。

 

 

ことわざとか四字熟語って、皆さんよく使うと思うのですが、
「メジャーなのに日常会話では使いづらい」、いわゆる「スヌーピーが描いてあるTシャツ」的なことわざって結構ありますよね。

 







 

 

 

 

 

 


 
かわいそうじゃないですか?

 

 

 

 

 

 

 

 


かわいそうじゃないですか?



 

 

 

 

 

 

 

 

今確実に19人は「別に」って死んだ魚の目で2回中2回思ったと思うんですけど、
永井ちゃん優しいじゃないですか。

なので、今日は、皆さんに「あーうん、有名だけど言われてみれば使ったことない」系のことわざの存在をね、
もう一度ね、思い出してもらおうと思うんですよ。んでね、実際に使ってみよう!っていう気持ちになるべく、検証していきます。

 

 

 

 

 










 

 

 

大丈夫?

ついてきてる?

じゃ、いっくよ~~~~~~~

 

 

 











 

 

 

 

 

 

 

 

 
<その1>

二階から目薬
意味:思うようにならずもどかしいこと。また、回りくどくて、効果が覚束ないことの喩え。

・・・・。
使いづらい。これは使いづらい。まず「ううう~~もどかしい~~」って思った時にことわざ使ってる余裕ない。
無理。アウト。君、一旦列もどって。

 

 













 

 

 

 

 


<その2>
猫に小判
意味:どんな貴重なものでも、その価値が分からない者に与えては、何の役にも立たない

・・・なんでだろうね。圧倒的にブタの勝利だよね。なんでかな。でもこれ、何となく分かる気もするの。
猫ちゃんってね、小判似合っちゃうんだよね。可愛いし高貴だから。てか置物の招き猫とか小判持ってるしね。だからこのことわざしっくり来ないのよ。
我が家の世界一可愛い猫アヌークちゃんとか、100ユーロ札とかマジ似合っちゃうしね。役に立つ立たないじゃないのよ、もうね、いいの、そんなこと。
お猫さま、今回は残念でしたが可愛いから総合点ではブタに勝利!勝ってる、勝ってるよ!

 

 

 








 

 

 

 

 

 

 


<その3>
河童の川流れ
意味:その道の名人、達人と言われる人でも時には失敗すること

これもサルと弘法の勝ちよね。てゆうかさ、河童さ、お前まず、存在自体がファンタジーじゃん。
架空の動物だか未確認生命体だか何だかがさ、「泳ぎは得意っていう設定だけどまぁ溺れることもあるかもね」って言われてもさ、
「いや知らんがな」って話なのよ。それならまだ実在する「スカンクのすかしっ屁」とかのが使いやすいのよ。
以上!!河童、解散!!

 

 

 









 

 

 

 

 

 

 

 


<その4>
ひょうたんから駒
意味:意外な所から意外な物が出ること。主に、冗談半分で言い出したことが事実となってしまう場合などに使う。

使ったことねぇぇぇ~~~~~圧倒的タナボタ派~~~~~。
しかも、この「駒」って、あの回す方のコマじゃなくて、馬ってことらしいっすよ。分かりづらい。その時点でもう評価マイナス。
でもまぁ確かに、ひょうたんからおもちゃのコマ出てきても「ふぅん」やしな。
しかし、今後使っていっても良いかなって思えるなこれはまだ。うんうん。

 

 

 

 

 

 

 











 

 

 

 



<その5>
光陰矢のごとし
月日が過ぎるのは、飛ぶ矢のように非常に早い。だから無為に送るな、という戒めの意味を含む。

「え~~~!!!さくらちゃん、もう7歳になるの!?嘘~~~も~~てことはあたしも7歳年取ったってこと!?やぁ~~だぁ~~どうりで最近シミ増えてきたはずだわ~~~お腹も一回出たら戻んないしさーー。アハッ!あ、でもさ、一個変わりつづけないものがあんの!なーーんだ!?ふふふ~~さくらちゃん、分かんない?正解はぁ~・・・あたしの苗字!!!!キャハハハハハハ!!!も~~~~~あたしの未来の旦那どこ~~~~~~ってね!!ハハハハ!!!いやーーー、ほんっと、時間が経つのは速いねぇ」
って言いたいときに最後の1行「光陰矢のごとしだよね~~」に言いかえろってこと?いや、不自然だから。おかしいから。言わないから。空気読んで。ただでさえも顔ひきつってたさくらちゃんのママの顔が一気に青ざめるから。ダメダメ。アウト。はいはい、早く列戻って。








 

 

 

 

 

 

 

 






 

 







【結論】

ひょうたんから駒は使える。

 

 

 

 

 

 

 









※あくまで個人的感想であり実際の使用方法、使用頻度につきましては各自ご確認頂きますようお願い申し上げます。

 

 

 

 

なんばウォークのざるそばと卵かけご飯のセットが恋しい

 




 
私は今働いている会社で「アルバイト以上社員未満」という、いわゆる「毎日来るパートのおばちゃん」的立場におります。
 
 
 
 
特に正社員になりたいという希望も無く、のらりくらりと「責任感の無い毎日」という名のぬるま湯に浸かり続けているのですが、先日、正社員公募のメールが届きまして、その役職が「割といいじゃん!」と思えるものだったので鼻息荒くして読んだところ、「必要スキル・経験」の欄に
折衝力というものがあり、まずそもそも漢字が読めない上に意味も分からず(せつえいりょくって読んだ)、グーグル先生に聞いたところ、『利害関係が一致しない相手とのかけひき能力』という、「諦めの速さがフレッツ光」な私が最も苦手とする分野であることが分かり、「オッケーGoogle!」のかけ声と共にそっとメールを閉じました。
ぬるま湯サイコー!
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに仕事は楽しいです。日々ゲラゲラ笑いながら働いております。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここ最近、本当に本当に眠気がすごくて、夜22時から朝の7時まで爆睡しても朝起きるの辛いし、会社でも昼食後にマジで15分お昼寝しないとキツイし、そんでまた夜は23時になろうもんなら船漕ぎ出すし、「マジでちょっとヤバイな」と思い、こらまたグーグル先生に原因を聞いてみました。
 
 
 
 
 
 
眠気がとれない主な原因は、ストレス・不眠症・糖分不足、などが挙げられていたのですが、ストレスと不眠症は皆無だし、おそらく糖分不足が一番あてはまるような気がして(お菓子食べないので)、毎日必死でチョコレートを摂取していたら眠気は一定なもののニキビが増えました。
オッケーGoogle
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
モヤモヤしていたところ、極め付けにデコルテに謎の蕁麻疹が発症し、
「もしかして・・・・も、も、もしかして・・・・・これって例のアレの初期症状!?」
と、マツモトキヨシに10%OFFクーポンを握りしめながら検査薬を買いに行き、震える足をおさえながらも放尿したところ、
なんか、ホントあれですよね、妊娠検査薬って。
容赦なく結果を叩き付けてきますよね。何も無かった場合。
「はい終了!!」みたいな。「終わり終わり!なんもないから!」って。いや、いいんですけど。っていうかしてるはずも無かったんですけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな感じで、何も解決しないまま時間とカネだけが失われた訳なんですけど、会社の先輩に「私本当に何の病気なのかなこれ」って愚痴ったら、「5月病でしょ」って一刀両断されまして。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5月病。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5月病。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
f:id:funmatsubeef:20160519141705j:image
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
あった。そんなのあった。
 
 
 
 
5月病だ、5月病だわこれ。って超納得して今に至る次第でございます。
 
 


何の話だこれ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





 
 
 
 
 
 
 
 
 





 
 
ちなみに5月病は俄然続行中なのですが、夜あまりにも私が早い時間にウトウトしだすので、彼氏に「寝るのは良いけどせめて目は閉じて」という意味の分からないことを言われ、「は?何言ってんの?目閉じなきゃ寝れないでしょ?馬鹿なの?死ぬの?ていうかそもそもあたしの寝顔超可愛いでしょ?」と真顔で聞いたところ、向こうも真顔で寝ている間に撮影していた私の画像を突きつけてきたので黙りました。
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

f:id:funmatsubeef:20160519154434j:plain

 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ごめん、ごめんて。
 

 

 

 

 

 

トゥモローはトゥモローのウインドがふく

 

 

 


「別に口には出してまで言わないけれど、実はかなり好きなタレント」

というのが、皆さん多かれ少なかれいると思います。

 

 

 


 


私の中にも結構な数の「実は結構好き」なタレントさんが存在し、芸人さんだと、よいこさん、アメリカザリガニさんとかなのですが、中でもダントツで好きなのが、
ルー大柴さんです。

 

 



ルー大柴さんを好きになったのは割と最近で、むしろ昔はあまり好きではないくらいでした。

 

 


しかし、数年前、ルーさんが実は茶道師範であることを知り、「え、なにこの人」と驚いて、ネットで調べ始めたことがきっかけで、どんどんルーさんの魅力に引きこまれていきました。

 

 


 


調べれば調べるほど謎につつまれていくルーさんワールド。
徐々に今まで面白いと1ミリも感じたことがなかった某英語と日本語が入り混じる「ルー語」が、腹を抱えて笑えるくらい素晴らしいものであることも気づきました。




藪からスティック


言わぬがフラワー


縁の下のマッスルマン


逆鱗にタッチ


ネイルの垢を煎じてドリンク


虫のインフォメーション


 

 



この辺とかホント逸脱。なぜもっとこの抜群のセンスに早く気付かなかった私。

あと「いいかげんにホワイト」とかもマジで好き。もはや英語の意味ちげぇし。


(参考:名言・格言『ルー大柴さんの気になる言葉』一覧リスト http://iso-labo.com/labo/words_of_lou-Oshiba.html









 




そして極めつけがこれでした。

↓ ↓ ↓

2015/07/11放送
探偵ナイトスクープ『おじいちゃんはルー大柴


探偵ナイトスクープ おじいちゃんはルー大柴





グッドマン過ぎるだろルー大柴・・・・・






そんなこんなですっかりルーファンになってしまった私。













ちなみにルーさんのオフィシャルブログ「TOGETHER」も、最高に庶民的で素敵。
マネージャー増田さんと半々くらいでアップされているのですが、

十数年飼っていたドジョウのチャッピーが死んじゃって凹んでたり、
緑のジャケットに赤いパンツという出で立ちで立ち食いソバ食いに行ってたり、
自慢げな「本日のコーディネート」の服がユニクロH&Mだったり、
全て、英語のあとに( )で日本語訳が書かれていたりと、
好感以外の感情が持てないくらい素敵なブログです。要チェキラ。

http://ameblo.jp/lou-oshiba/















以上。