登り終わった後、何故か「負けた」という感情が押し寄せます
皆さん、ご存知でしたでしょうか。
京都にタワーがあることを。
さあこは京都生まれで、
大学も四年間 京都の大学に通っていましたが、京都タワーをあまり気にした事はありませんでした。
大抵、京都の人間に京都タワーについて聞いても、
「へボい」「古い」「行った事ない」
といった返答しか返ってこないので、
「登ってみよう」という気持ちになったことが無かったのですが、
これ読めば、きっと何故か行きたくなるはず京都タワー!
みんな大好き京都タワー!
是非楽しい気持ちで読んでください。
「たわわちゃん」
が存在し、入り口前から出口まで、「たわわちゃん」はあらゆる所に露出していました。
目の笑ってなさが凄い。
たわわ氏を片目に、とりあえず入り口を探します。
入り口
「すさんでいる」という形容詞しか頭に浮かばないこの感じ。
不安は募る一方です。
あと、何か、何か終始、何か分からない匂いがしました。
タワー展望台券売機
さらに募る不信感。
地味に高い展望料金。
26歳女三人、気を取り直してチケット購入し、いざエレベーターへ進みます。
展望台までのエレベーターは二個あり、乗り換えが必要らしいとのこと。
一個目のエレベーター
…古い…
エレベーター降りた瞬間に現れる、謎の日本人形。
圧迫感。
二個目のエレベーターに乗るべく、列に並ぶ。
やはり訪れる人は年配の方が多い。
30秒ほどエレベーターに乗り、
待望の!!
展望台に!!
キターーー!!!
※想像以上のこじんまり感
割と真剣に展望する友人。
イチャつく中学生。
ふと横を見ると、
「たわみくじ」 ひゃくえん。
とりあえずひいてみる。
必死にまさぐる友人。
すさまじい他力本願っぷり。
友人2人も、「突き放された感がすごい」と感想を述べていました。
何故か一箇所に群がる老人たち。
堂々と「見えません!」という標記と共に方向だけ教えて貰える金閣寺。
十分展望を楽しんだので、そろそろ降りようと、下降専用エレベーターに乗るべく、一階下のスペースへ。
スペース一面に掲示されている
「宇治田原町」の告知。
癒着がすごい。
下降専用エレベーターに乗って、登る時も乗った一個目のエレベーターへ。
案内の人に、「ぐるっと一周まわって頂くとエレベーターの乗り場があります」と言われ、強制的にタワー内をまたもや一周させられる。
突如現れる占いコーナー
暇そうなジジイ。
友人が「本当に怖い」と表情を曇らせていた、たわわちゃんUFOキャッチャー
さびれているにも程がある、屋上ビアガーデン。
本当に何故あるのか分からないけど、
「映ると二頭身に見える鏡」
なんかちょっと全体的に疲れて出口に向かいました。
絶対撮らされる記念写真
「地下一階のタワー地下街に行けば、地下鉄と繋がってます」
と教えてもらったので、タワー地下街に行くと
中国を髣髴とさせる謎の手芸店
「ホントかよ…」と疑いたくなる表示
無事、京都駅まで行けました。
いかがでしたでしょうか。
皆さんも、是非一度、登ってみれば良いと思います。
えぇ年した大人3人が、
770円払って、
エレベーター乗って、
展望台から景色見て、
帰り道、
「正解の感想が分からない」
って呟くしかなかったって、何かもう逆に凄いと思います。
京都タワーさんよ
一生、あんたにゃ勝てねぇよ…